現場レポート~回復期リハビリ病棟で学んだこと②~
こんにちは。
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さて、自らの経験をリアルにお伝えする現場レポート⭐
今回は回復期リハビリ病棟の続きをお送りします。
日に日に回復していく患者さんたち~回リハ看護のやりがいと難しさ~
回復期リハでは、患者さんが日に日に回復していく姿をたくさん見させてもらうことができます。
車イスで来られた患者さんが、歩行器歩行になり、4点杖になり、1本杖、退院時には独歩で帰られる方もいます。
そして、私が1番印象的なのは、最初は経鼻栄養だったのがミキサー食から刻み食へ、そして1口刻みへ…とだんだん経口摂取できるようになっていく過程に関わらせてもらうことでした。
「○○さん、来た時はエレンタールやったのに…!」
「こないだまで車イスやったのに…歩いてる!!」
と、人間の回復力の素晴らしさを感じられることが、回復期看護の醍醐味と言えます。
前回の記事にも書いたように、リハビリ目的のため患者さんは朝から夕方までリハビリをされていることが多いです。
その日の担当患者さんに夕方までお会いできなかったということも多々あります、苦笑
看護師の仕事はというと、VS測定や観察、ケア、創傷処置、入浴介助、食事介助、経管栄養とそこまで多くはありません。
ただ、受け持つ人数が多いので(だいたい15~20名くらい)、1人1人の疾患や状況を把握するのが慣れるまでは大変でした。
そして多くはありませんが、急変もあります。
脳出血後の再出血、再梗塞、骨折後の転倒…
状態は落ち着いている患者さんがほとんどですが、看護師としてはやはりこの患者さんにはどんなリスクがあるのか、急変兆候はないか…とアセスメント力は必要です。
数ヶ月かけてリハビリを進めながら退院後のことを一緒に考えていくことも看護師の仕事です。
特に脳血管障害後の患者さんではリハビリをしても麻痺が残り、受容できずにリハビリが進まない方もいます。
そのような方に対してどんな声かけや関わりをすればいいのか、悩むこともありました。
そこが難しさではありますが、時間をかけて関係を築き、少しでも良い方向に向かっていってもらうためのサポートができるのも回復期ならではです。
コミュニケーションを取ることが好きな人、回復過程に関わっていきたい人にはおすすめです。
ぜひ、気になった方は探してみてくださいね。
何か参考になれば幸いです(^^)